◎保護者にとっては興味のある時間
〇子どもにとっては嫌な子もいる時間
△先生にとっては気の張る時間
授業参観は大体こんな位置づけでしょうか。
もちろん、
「授業参観は比較的好きだ」
「研究授業よりは断然ましだ」
「子どもたちも盛り上がる」
といった感覚を持っていらっしゃる方もいると思います。
いずれにせよ、どんなモチベーションであろうとも
「準備をしなくてはいけない」
というのが事実。
準備をせずに挑むと、学級経営に大きな影響が出る可能性がありますからね。
学級経営が崩れると1年間は心身ともに大変です。学級が落ち着いていても拘束時間の長い仕事を担っているわけですから、少しでも自分の将来の安心につながるよう、保護者との関係を良好にし、子どもとの関係を良いものにしていくのは自分の未来への投資ですね。自分の時間をしっかり確保して明日につなげましょう。
授業は大まかに分けてに3種類あるかと思います。
日常的に行われる通常授業 → 子どもの実態と先生の体調を柔軟に反映できる時間
学校内で行われる研究授業 → 建前は「子どものため」だが完全に先生向けの時間
学校公開や参観での授業 → 参観者・保護者向けの時間
この3つの要素がすべて満たされている授業が理想かもしれませんし、
「日ごろから誰が見てもい大丈夫な授業をしないのはおかしい!」と言われることもあろうかと思います。
しかし、そう簡単にはいきませんよね。状況に応じて演出を工夫されている先生方が大半だと思います。
そんなときいつもよりどころにする考えは、
「周りから何を言われようが、子どもたちが生き生きしていればよい」
です。
通常授業であろうが、研究授業であろうが、授業参観であろうが、すべて目指す先はそこですね。
もちろん、すべての時間、毎日それを行うのは難しいですので、週のどこかでそんな時間が1時間でもあれば、子どもも、参観者も、そして授業者である先生もWINWINですね。
授業参観を控えられている先生がいらしたなら、「何か子どもが生き生きできるものはないか」と考えてみるといいかもしれませんね。そのためなら、単元計画を変えたり、流れを少し変えたりしてもいいのではないでしょうか。
明日を考える先生に幸あれ!